中国留学情報

vol.163 交通の便で大学を選ぶ?

お客様からの大学選びのお問い合わせで、
大学に求める条件としてけっこう多いのが、
「交通の便が良い大学」
です。


お客様に文句を言っちゃいけないんですけど。
と言いつつ、言ってるんですけど。笑

こういう形容詞表現って困るんですよね。
だって「良い」と一言で言っても、
人によって基準が違うじゃないですか。

例えば新宿に住んでいて電車が3分ごとに来るのが当然の人と、
田舎に住んでいてバスが2時間に1本という人とでは、
交通の便が「良い」の基準が違いますからね。

なので一概には言えないのですが。
交通の便についてちょっと考えてみましょう。



まず、大学周辺の交通事情について。


中国の大学って、どれくらい学生がいると思います?
よっぽど小さい大学でない限り、
最低でも1万人はいます。
教職員も数千人います。
合わせて少なくとも2万人前後はいるんです。
日本のちょっとした町村より多いですよね。

ですので、
大学から市の中心部へは、
必ずバスが頻繁に出ています。


また留学中の生活って、
午前は授業、午後は互相学習、夜は部屋で勉強。
三度の食事は学食や大学周辺の食堂。
普段の買い物は学内のスーパーで事足りる。

そもそも、街中に出る必要性があまりないんです。


なので、普通に留学生活を送っている限り、
交通面で特に不便な思いをすることはありません。
この点は問題なしです。



「交通の便」はもう一つあります。
日本との往来です。
これは地域によって大きな違いが出ます。


例えば上海。
地下鉄2号線が浦東空港までつながっています。
ですので、地下鉄沿線の大学ならば、
乗り換えだけで空港と直結です。
便利なことこの上ありません。


これに対して、日本から直行便がない町の大学。
まず上海や北京に入り、
それから国内線に乗り換え、
空港からさらに大学まで移動です。

特に上海で乗り換える場合。
日本からの国際線は大半が浦東空港発着ですが、
中国の国内線は虹橋空港発着の路線もあります。
そうなると浦東から虹橋の移動も加わりますので、
日本との往来は一仕事です。

ですので大学によっては、
日本との交通の便はとても悪いです。



では、日本との交通の便が悪い大学は避けるべきか?
その必要はないと思うんです。
、だってほとんどの人にとって、
日本との往来って行きと帰りの2回だけでしょ。

家族が病弱で緊急に帰る必要があるとか、
そういう特殊事情をもってる人は別ですが。

そうでないならば、
行きと帰りのたった2回の利便性を重視して、
直行便がある都市の大学を選ぶ。
そしてその代償として、
1クラス人数など他の条件を妥協するって、
ナンセンスこの上ないと私は思うんです。



大学周辺の交通は総じて便利です。
普通に留学生活を送る限り、
不便な思いをすることはありません。

そして、日本との往来は行きと帰りの2回だけです。
たった2回のことです。


ということで、交通の利便性は、
大学選びの条件から外して良いと、
私は思います。


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